- 日 時:令和6年 6月30日(日) 20:00〜 於 橋殿
「大祓式」とは水無月(6月)と師走(12月)の年2回行われるお祓いの行事で、半年間で知らず知らずに身に付いた罪穢や疫病等による災いを祓い清め、来る半年を無病息災に過ごせるよう祈る神事で、全国の神社で行われます。
風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける
詠 藤原家隆卿
これは小倉百人一首におさめられている当神社の夏越大祓の情景を詠んだ和歌であり、本祭典は平安時代には既に京の夏の風物詩として広く知られていました。
当日は10時より本殿前にて夏越神事という祭典が斎行され、20時より「夏越大祓式」が境内の橋殿で行われます。「夏越大祓式」においては、神職がお祓い行事の一つである「茅の輪くぐり」をした後、橋殿の殿上から清流「ならの小川」へ人形流しを行います。
人形とは、手のひら程の大きさの人の形をした紙で、一人一枚、人形に氏名、年齢等を記入し身体を撫でる事で自身の罪穢れを人形に移して神社にお納め頂くものです。当神社では5月末より当日まで境内等で人形の受付を行っており、毎年数万枚の人形が集まります。
人形はどなたでもお申込み頂けますので、是非ご参拝の上お申し込みください。(境内では人形1枚100円にて頒布しております。郵送でのお申込みをご希望の方は社務所075-781-0011までご連絡ください。)
集まった人形を大祓式当日に中臣祓詞というお祓いの祝詞を宮司以下神職が奏上する中、篝火が灯された清流に神職が一枚ずつ投流することにより、皆様の罪穢れをお祓い致します。その光景は古来変わらぬ幻想的かつ荘厳な神事です。
当日夕刻17時頃からは、境内二ノ鳥居前においては、毎年恒例となりました京都府豆腐油揚商工組合様による「夏越豆腐」のお振る舞い(無料)と、JA上賀茂様による「野菜市」が開催されます。
夏越豆腐とは、夏越大祓式に際し当神社に奉納された豆腐で、豆腐の原料である大豆は古来邪気を祓う力を持つという信仰があり、特に豆腐は真っ白な状態が清浄に通ずることから、大祓式に豆腐を食すことで無病息災を祈るものです。当日境内にて振る舞われる豆腐は、京都府立農芸高校の学生の皆様が「大豆100粒運動」により真心を込めて育てた大豆が使用されていますので、是非ご賞味ください。
境内には6月10日早朝に茅の輪が設置され、大祓式当日までの間、どなたでも「茅の輪くぐり」を行うことができます。
尚、「茅の輪守」(1体500円)は、5月末から6月30日まで境内授与所で頒布しています。
大祓式当日限定で、「夏越大祓式限定朱印」(1枚500円/書置きのみ)を授与致します。
皆様のご参拝を心よりお待ち申し上げます。
夏越大祓の行事のご案内
- 夏越神事
- 6月30日10時~ 於 本殿前 参列初穂料3,000円(一般) 本殿前での神事
- 夏越大祓式
- 6月30日20時~ 於 橋殿 拝観無料 神職による人形流しを行います
- 人形によるお祓い
- 5月末~6月30日 境内にて受付中 郵送をご希望の方は社務所(075-781-0011)までお問い合わせください
- 茅ノ輪くぐり
- 6月10日~6月30日 5:30~17:00(6月30日は5:30~大祓式終了まで) 於 境内二の鳥居内
- 夏越豆腐の振舞い
- 6月30日17時頃~ 京都府豆腐油揚商工組合様による無料振る舞い 於 二の鳥居前 無くなり次第終了
- 野菜市
- 6月30日10時頃~20時頃迄 JA上賀茂様による夏野菜の販売 於 二の鳥居前 無くなり次第終了
- 限定授与品
-
・「茅ノ輪守」1体500円 5月末~6月30日まで授与所にて頒布
・「夏越大祓式限定朱印」1枚500円(書置きのみ) 6月1日〜6月30日まで限定頒布